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農業とTPP

2010/12/15 Wed

お米の消費量の減少に歯止めがかからず、農業従事者の平均年齢が65歳を超え、農業人口が200万人を割る寸前の日本。
この現状を考えると、TPPによる関税の撤廃が日本の食糧自給率に与える影響がどうこうと言う主張はどうかなと思ってしまう。
お米には700%以上、麦には200%以上の関税をかけ続けていても農業の衰退は止まらなかった。
この現実は、TPP反対派国会議員の主張が、食糧自給の名を借りた集票戦術に過ぎないって事を示している。
しかも反対する一方で、何も有意義な提案はしていない。(何も変える気はないって事だ)


そもそも自給率ってどうやって計算されているのか?
ちょっと調べてみたら面白い事が分かった。

食糧自給率については、「カロリーベース」計算であることがポイント。
つまり、食糧自給率の分母には、人間の口に入る農産品のカロリーだけでなく、牛や豚などの飼料用穀物のカロリーも全て入っているって事。
牛肉1キロのためにはその7倍、豚肉1キロのためにはその4倍の飼料が必要で、そのほぼ全量が輸入されている。
牛肉の38.5%という高関税、豚肉の差額関税制度での過剰な保護を緩めれば、輸入が増え、国内での生産が減る=飼料用の穀物の輸入が減少するので、食糧自給率は上昇する。

面白い…。

肉自体の輸入が増えても、国内で畜産業を行う場合に輸入する飼料の量を考慮すると、食糧自給率は上がるって事。
畜産保護の結果が逆に自給率を下げているという矛盾…。


そこで何が言いたいかと言うと、食糧自給率は高いにこしたことはないが、メディアに登場するパーセンテージだけを真に受けちゃうのはちょっと違うぞって事。
外国の産品がたくさん輸入されると、日本の農業は壊滅してしまうという考えは早めに捨て去るべきだ。


日本の農業政策は、農民の利害とは全く関係ない公共投資に加え、農協を始めとする農民を食い物にしてきた農業団体、その団体を集票集めの機械としかとらえていない政治家の為の農業政策だった。
農水省をバックに農協などの団体が非農家の新規参入を妨げ、農業を魅力の無い産業に追いやった。
更には極端に高い流通経費が農民の所得を圧迫し、栄養価や味には関係の無い、見た目だけにこだわる農林規格の強制が生産性を下げた。
特に減反政策は悪政中の悪政だ。


TPPに参加しないで今後も保守的な保護政策を推進すれば、農業の衰退はますます加速するだろうし、他の産業も含め製造業の国外脱出を助長するだけだ。
農業を保護するという名目で、他の産業が壊滅的なダメージを受ける事は確実!(ちなみに日本の農業はGDPの0.9%、就業者数の3.8%)
国内で農業が自由化されれば、無駄を無くし、工夫が報われる魅力ある農業の復活の可能性は残されている。
現に新規就農者の中には、直接消費者と取引する人も増えているし、独自の販売網を構築する人だっている。
ネット環境が整った今、ネットでの販売も大きな魅力的な手段の一つ。
魅力ある農業が復活すれば、それだけ新規就農者も増え、どんどん新しいアイディアが生まれてくるに違いない。
価格を下げる事だけが、生き残る策では無いって事だ。

そこでひとつ忘れてはならない事がある。
それは日本の農業政策の失敗は、堕落した農政を許し、農家に対するいじめ(農協の圧力や農家への偏見)を黙殺してきた消費者にもあるって事だ。
同じ失敗を繰り返してはならない。
むしろ農業議員に票を入れず、追放する位の意気込みが欲しい。
でないと農業議員を囲う官僚たちが農業系団体に天下りし、また同じことが繰り返し行われるだけだから…。

最後に、TPPへの参加を今すぐに決定しないと、参加国内での細かなルールを取り決める会議への参加ができなくなる。
今からTPPに参加するのと、後から参加するのでは雲泥の差がある。


※この記事は木村隆司氏の「落選させようTPP反対派議員」を参考にしています。
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コメント

Secret

TPPを機に!

>>>ネン
僕は自由貿易が必ずしも大国やアグリビジネスの一人勝ちになるとは思っていないんですよ。
もちろんそのような事は必ず起こるでしょうが、個人ビジネスや中小企業の新たな発展も期待できると思っています。
それが将来的に大企業・大国を中心とした産業の私物化や巨大アグリビジネスの解体へ繋がるものと期待しています。

経済的な成長の結果が必ずしも国の為にならないという事には僕も同感です。
しかし経済のグローバル化を機に、日本はもっと世界へ目を向け学ぶべきではないでしょうか?
政治家も社会もいい加減過去のバブルの亡霊は忘れて、新たな日本というものを考えていかなくては。
特に日本人のライフスタイルの変化には、大いに期待したいですね。

なんかほとんど僕の希望のような意見ですが、甘いですかね(笑)。
でも遅かれ早かれTPPには参加する事になってしまうでしょう、日本は。
ならば始めから参加しておくべきだと。

近いうちにお会いできるといいですね!

No title

先日は会えなくて残念でしたー、がきっとまた次があるよね!


TPPについて話をする前に食料自給率の計算についてまず

>(前略)輸入が増え、国内での生産が減る=飼料用の穀物の輸入が減少するので、食糧自給率は上昇する。
 

知らなかったー!カロリーベースの自給率計算で飼料分の穀物が加算されてるてのは聞いてたけど、そっか、飼料は輸入してるのか。そうですね国土の広さ考えたら飼料は輸入してて当然か、でもこの場合加算というより引き算されて、飼料の輸入が減ったら自給率の割合は上がるのか!不思議~、ていうか興味深い。

勉強になりました!


でも僕自身は日本のTPP参加には反対なのです
それは日本の農家が保護されるためではなくて、自由貿易というシステムそのものに反対だからです 自由貿易においてはその生産物を最も安く提供出来る国の一人勝ちになってしまって力の強いアグリビジネスや大国ばかりが儲けてしまう 結果各国間での経済格差が広まる 国内でも力のあるものばかりがその恩恵を受け実際に競争力のないもの(一般農家や漁業就労者)は淘汰されていく

経済的成長の結果その国のGDPが上がってもそれは平均値が上がるだけで格差は広がるばかり、なのだったらそれはその国にとって良い事では決してないと思う
また 経済的成長というものは競争の結果であり誰かが勝つなら必ず誰かが負けている 僕たちが享受している快適な生活が他の国からの搾取に支えられているとしたらそんなシステムは絶対に改善されるべきだと思う
Bottom up & Top "WAY' down が今の世界全体に必要と僕は思います

と、僕の個人的意見はこんなかんじです tacさんのブログを見る他の人がまたもっと他の意見を出したり友達同士で話合ったりなんかして「こうなるといいね」というアイデアをまとめて政府に要求する、てのが理想の民主主義ですね~


ではまた!

 
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Author:tac
理想のライフスタイルを追及する旅の途中のtacです。
日々楽しく、優しく過ごせるよう、研究に余念がありません。
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そして、愛と感謝の気持ちを忘れない、暖かい世界を夢見ています。

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旅の舞台はSquamish,BC,CANADAです。

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